2023/02/13
コラム
近年、「レトロ喫茶」なるワードが注目を集めています。SNSやメディアで話題のレトロ喫茶は、近年の喫茶店やカフェとは異なる魅力で幅広い年代層から支持を集めています。懐かしくてエモい?
古くて新しい「レトロ喫茶」、ご存知ですか!?
レトロ喫茶とは、大正・昭和の雰囲気を残した古き良きヴィンテージ感のある喫茶店のことで、店舗形態としては純喫茶に近いものがあります。そもそも、珈琲を主に提供する店は、カフェ、純喫茶、喫茶店と呼び名が分かれています。まずはその違いを簡単に紐解いていきましょう。
現在、一般的に馴染みのあるカフェは、「飲食店営業許可」を取得しており、お酒の提供や手の込んだ料理をメニューに加えられます。対して純喫茶や喫茶店は「喫茶店営業許可」のみを取得しており、お酒の提供はできず、単純な加熱調理をした料理のみを提供しています。
ここで述べるレトロ喫茶は上述の純喫茶にあたります。看板メニューのこだわりの珈琲や紅茶のみならず、昔ながらのクラシックな外観、インテリア、ノスタルジックな佇まいが特徴的です。メニューにはメロンクリームソーダやナポリタン、サンドイッチ、フルーツパフェ、プリンアラモードなど、今で言う一般的なカフェではなかなかお目にかかれない独特なドリンクやフード、デザートを扱っているケースが多くあります。
しかしなぜ今、レトロ喫茶がブームになっているのでしょうか。それはいわゆるZ世代として生まれた若者たちにとって、大正・昭和の雰囲気が全く新しく見えるからに違いありません。親世代から聞いた話に親近感が湧き、自分では体験していないのに、どこか懐かしいという感覚になる魅力もあるのでしょう。
レトロ喫茶に限らず、レトロであること自体が若者のブームになっています。例えばフィルムカメラや、わざと画質を粗くできるカメラアプリを使ったSNSでの投稿。ストリーミングで音楽を手軽に聴ける時代に、あえてレコードやカセットなどのアナログ盤を楽しむこと。これらは面倒でひと手間かかることだけれども、若者はそこに人間の温かみを感じているのでしょう。世の中が大きく変容していく中でも、いつの時代も人々に求められ続ける「人間の温かみ」は、不変の文化と言えるでしょう。
弊社が展開するブラックティー、デザートソースも、発売してから永きにわたり多くの喫茶店でご使用頂いております。レトロ喫茶にぴったりなブラックティーは、業界初の5倍希釈紅茶として発売されてから60年以上、愛されている濃厚紅茶です。GSデザートソースは全17種類、パフェやデザートのドレサージュに、ミルクフォームに合わせてラテなどのトッピングにもおすすめです。